カレル四世時代、ヴェネチアの影響下に拡大するガラス産業とステンドグラス芸術の開花
ひとつの大きな転機は、14世紀に神聖ローマ帝国の皇帝カール四世がボヘミアの王をかさねたときから、ヴェネチアとの国交が盛んとなり、ヴェネチア・ガラスとボヘミア・ガラスとが深いつながりをもつことになったことでした。それ以降、ボヘミアのガラス工芸は、ヴェネチアの発展の後を追うかたちで、叙々に進歩してゆきます。記録によると、15世紀には約20窯であったガラス工房の数が、ヴェネチアのガラス産業が最盛期に入った16世紀には、ボヘミアでも90窯に達していることがわかります。この頃よりボヘミア・ガラスの特に美しい色ガラスが、教会の窓を飾るステンド・グラス芸術を開花させ、その伝統を築いたことも知られています。
<チェコ プラハ 聖ヴィート大聖堂 内ステンドガラス>

聖ヴィート大聖堂はチェコのプラハにある大聖堂で、プラハ大司教の主座です。 大聖堂の正式名称は「聖ヴィート、聖ヴァーツラフ、聖ヴォイテフ大聖堂」です。 プラハ城の内側に位置し、多くのボヘミア王の墓を有します。この大聖堂はゴシック建築の代表例であり、チェコで最も大きくて重要な教会です。
<プラハ城> 聖ヴィート大聖堂全体が、プラハ場内に位置します。
