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Gien FRANCE

ジアンの陶器工房は1821年にイギリス人のトーマス・ホールによってロワール河岸の豊かな自然に恵まれた町ジアンに設立され、1823年から製造を開始しました。以来、何百年の歴史を持つファイアンス焼きの技法を活かし、品質の高い陶器を提供し続けています。
磁器に近い硬度が特徴である一方、陶器本来の温かみを持つジアンの焼き物は、多くの愛好者に親しまれ、フランスのみならず世界中から高く評価されています。

ジアンの歴史と伝統

創業から1850年代までは食器、日常生活品を中心に製造されており、その後、17世紀・18世紀のヨーロッパ各地のルーアン・マルセイユ・デルフトなどからインスピレーションを得て、豪華な装飾用品など様々な創作が試みられます。
1855年から20世紀初期までの間には、万国博覧会に作品を展示し、金賞を受賞する栄誉に輝きました。その頃から、家紋を刻印するオーダーメイドテーブルウェアが好評を博し、欧州各国の王家、貴族からの注文を受けるようになります。このオーダーメイドの精神が今もジアンの基本理念として大切に受け継がれています。

ジアンの焼き物を指し示す「ファイアンス」という言葉は、イタリアのボローニャの南にある「ファエンツァ」という町にちなみ、この地で13世紀~15世紀にさかんに製造された焼き物が、その後、職人の移住にともないフランスへ伝わりました。
その源は古代ギリシャ、ローマまでさかのぼり、日本やペルシアの影響が見られる作品もあります。20世紀は戦争の影響でジアンの町にも空襲があり、実用品を中心に製造されていましたが、1984年から本格的に新しいデザインの開発を開始し、工場の近代化が進みます。

現在は40を越えるシリーズを展開すると同時に、この長い歴史における19世紀・20世紀の作品が、「ジアン・トラディション」として年2回、限定生産で復刻されています。フランスのエリート企業を集めるコルベール委員会の会員としてもその名を連ね、世界中にフランスが語る贅沢な夢を広め、伝統を尊重しながら、時代の先端に立ったモダンなライフスタイルを提供しています。フランスを代表する陶器メーカーとして、また世界各国の王侯貴族御用達ブランドとして、確固たる地位を確立するとともに、日々新商品の開発に取り組んでいます